2026年2月 景気短観
古くから商いの法則として『二八は売れない』との言葉があります。2月は年末年始の反動、寒さからくる買い控えなどが理由とされています。その反面、『オリンピックイヤーは好景気』という話もあり、これは家電を中心とした売れ行きへの期待感が如実に表れています。ですが、オリンピックも夏冬が分離開催となったために2年おきの実施となり、そうそう好景気が訪れないのが実情です。
しかし、この春先に関してはオリンピックに軍配が上がったようで、半導体関連を中心に大きな動きが出てきました。そして今までも同様でしたが今回も半導体関連の需要は垂直立ち上がりです。急激な需要増により一時的にキャパシティをオーバーした伸線メーカーより納期遅延の話が出るような状況です。例年2~3月はある程度の売上が見込めていたのですが、今年に限ってはその予想が良い方に裏切られ、大きく受注を延ばしています。
ただし、需要増の原因については半導体業界固有の世代交代サイクルによる自然増だけではなく、鋼材の先行き不透明感が材料確保に走らせている側面もあり、この需要が長続きするのか予断は許せません。
それに加えて今年の春は各種鋼材の値上げが控えており、今後の価格推移によってはせっかく掘り起こされた需要に冷や水を浴びせるような事にもなりかねず、足下の状況については注意が必要かと思われます。
欧州情勢のみならず、中東でも紛争の火種が大きくなりました。石油需要に大きな影響を与える地域なので、今後の見通しが我々の業界に大きく影響をしてきそうな状況ではあります。
※ここに記載している景況判断はあくまで弊社売上・営業活動による地域情勢を元に記載しており、過去の事例や今後の見通しについての保証はいたしかねますのでご了承ください。