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2025年7月 景気短観

7月の弊社景況判断です。
『利益が出るほど儲けはあるか?』と問われた際の答えは『あまり儲かっていない』。
『では、商いに動きがないのか?』と問われた際の答えは『以外と物は動いている』。
なんとも形容しがたいですが、昨今の景気動向はこんな感じです。
長期的スパンで見た場合の大きな『うねり』のような好況感は未だ姿を見せてはくれませんが、それに先立つ
『きざし』のような物は確かにいくつか出てきてはおります。
具体的にはスポット物と呼ばれる間に合わせ需要の増加。スポット物が増える際は生産調整局面を脱したと見られ、減産フェーズからの移行が緩やかではあるが進行しているのではないかと推察されます。
長野県のローカル紙、信濃毎日新聞にも県内の景況感でプラス回答が半数以上を占めたとの報道がありました。しかし、製造業だけをピックアップした場合の景況感はプラマイゼロというのが弊社の実感です。
それでも回復に向かう『きざし』は確かに芽生えたものの、厄介な懸案事項も出て来ました。そう、アメリカによる追加関税措置です。地域経済にとってどれほどの足かせになるのかは未知数ではありますが、7月9日には銅に対する50%関税発表もありました。鉄鋼・アルミニウムに続く素材への関税であり、弊社の取扱品目を狙い撃ちするかのような政策には頭の痛い思いがします。
具体的影響と国内の対策はまだこれから見極める事となりますが、地域経済にとっても大きな影響となる可能性がありますので、今後とも要注意です。

※ここに記載している景況判断はあくまで弊社売上・営業活動による地域情勢を元に記載しており、過去の事例や今後の見通しについての保証はいたしかねますのでご了承ください。

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